2011年04月05日

日本登山医学会医療支援隊の活動報告。(齊藤健太郎)

日本登山医学会医療支援隊の活動報告。(速報版)

東京の恵比寿で『恵比寿 山の診療所』を開業している齊藤 健太郎と申します。
3月28日、4月2日、3日に石巻市北上町の十三浜地区を中心に医療支援活動を行ってきました。
自宅から前日に出発して前泊し、診療日夕方に現地を出て、自宅に深夜着の繰り返しです。すべて運転を自分で行い、平日は患者を調整して東京のクリニック等で診療を続けており、なかなか報告をする余裕がありませんでした。
遅くなり、申し訳ありません。詳細はまた報告するとして、まずは簡単に報告します。
4月8日金曜日の午後には、また出発する予定です。北上町は非常に被害が甚大であった地域ですが、追分温泉〜小滝地区までの主な避難所9か所で活動しています。

3月28日は05時に活動開始し、三浦Dの安藤さんと山岳ガイドの島田さんのサポートで小滝、大指の避難所と数件の民家の往診とで30人程に診察を行いました。主な疾患は高血圧、糖尿病、甲状腺疾患、統合失調症、感冒、花粉症、不眠、低栄養、片頭痛等です。
地域密着の草の根支援の様相で、会話や交流を通じて、被災者の心が和むのがよくわかりました。これは、流れの診察ではフォローに限界があり、しばらく週末ににわかかかりつけ医として通う事を決心しました。
血液検査が出来ないので、診察は病歴聴取、訴えの聴取、理学所見、尿検査等でその場で適切な処方や対応を考え、適宜、行っていきます。脱水傾向で食入りが悪い被災者には補液も行いました。薬物は北上中学の体育館から往診用に分類したものを持っていきます。
また、個人的にボックスティッシュの段ボールも東京から持参したものを直接、小指の避難所で渡してきました。現地を18時過ぎに出て自宅に着いたのは23時30でした。

4月2日はやはり5時に活動を開始し、連れて行った冒険仲間のボランティア助手男4名(薬剤師、証券マン、製薬会社勤務等)が自分と大橋先生に二人ずつついて診療活動しました。4人ともかなり奮闘していただきました。2ユニット編成で小滝、小指等の避難所と数件の民家で診療を行いました。5日前に診察した被災者のフォローもする事が出来ました。診療内容は前週と同じですが、大橋先生
には特にストマの対応と便置換術後の患者の診療をしていただきました。
また今回は物資をステーションワゴンに満載し持っていき、小滝、小指の避難所に渡してきました。(ボックスティッシュ、災害用ライト、充電器、ラジオ、お菓子の詰め合わせ、薬の袋、ポカリの段ボール、トイペ、ゴミ袋、薬の袋(大量)、歯磨きセット大量等等です。

4月3日は0530時に活動を開始し、相川〜追分温泉までの6か所の避難所を二手に分けて大橋先生と自分とで3人編成の2ユニットを作り診療をしました。4時半には終了し、帰途につきましたが、三陸道が支援車渋滞?で石巻から松島まで抜け道を進み、東京帰着は10時30分でした。

また後ほど、気がついた、支援隊行動のポイントや注意事項をメールしますが、とりあえず、診療に戻らなければならないので、速報はここまでとします。
日本登山医学会会員 齊藤 健太郎
posted by 日本登山医学会ブログ at 21:38| Comment(2) | 支援
この記事へのコメント
斉藤先生

慈恵の日下です。今週こそは行けます。よろしくお願いします。
なるべく物資を積んでいきます。
Posted by 日下康子 at 2011年04月06日 00:02
こんばんは。
増山先生にくさか先生と聞いていたので、先輩の自治医大の草鹿先生と勘違いしてしまいました。北八ヶ岳でご一緒した日下先生ですね。
三週連続で体力的にもかなりきつくなってきましたが、よろしくお願いします。
何か質問等があれば、遠慮なくメール下さい。
Posted by 齊藤健太郎 at 2011年04月07日 00:09
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